尾崎豊 人生 尾崎裕哉 二世
として、背負って生き抜いていくことになるんだろうなあ。
まずは、あの忘れもしない7月中旬放送のTBS音楽特番『音楽の日』第3部(19時から22時まで)で披露した、亡き父・尾崎豊の代表曲「I LOVE YOU」と、20歳の頃に母から「お父さんがいなくてごめんね」と言われた時の気持ちを歌にしたオリジナル曲「始まりの街」から...。
特に、語り引きで「I LOVE YOU」を披露した21時10分の瞬間最高視聴率は17.8%。 案の定、亡き父に瓜二つの切ない歌声に、ネット上では「DNAすごい」「鳥肌」などと書き込みが殺到して大反響に...。
つい改めて父・尾崎豊を振り返ってみたくなった。
まずは、プロデビュー前の未発表音源として後年の1999(平成11)年3月中旬発売となった『風にうたえば』はもちろん...。
1983(昭和58)年12月上旬発売のデビューアルバム『十七歳の地図』の表題曲はじめ、かの「I LOVE YOU」やデビューシングル「15の夜」、最終収録曲で当時の自身の決意表明を歌い上げた「僕が僕であるために」。
ほぼ無名とあって、売上げは伸び悩んだものの、音楽評論家からは大絶賛されて、音楽雑誌で早くも特集の組まれたことと口コミによる静かなる浸透の中、あの1984(昭和59)年8月上旬、突如雷に打たれたかのように、あの日比谷野外大音楽堂で行われた「アトミック・カフェ・ミュージック・フェスティバル'84」と題されたライブイベントでの衝撃のパフォーマンスが...。
その強い後押しあってか、1985(昭和60)年1月下旬発売のサードシングル「卒業」の中の過激な歌詞の話題とともに、同曲収録の1985(昭和60)年3月下旬発売のセカンドアルバム『回帰線』の大ヒットと人気急上昇へ...。
怒涛の如く駆け抜けるかのようなライブパフォーマンスの傍ら、10代最後の1985(昭和60)年11月下旬発売のサードアルバム『壊れた扉から』収録の人気の高いラブバラード「Forget-me-not」、ライブの定番「Freeze Moon」が...。
一息つくかのように、幻の音源収録で後年の2006(平成18)年3月下旬発売の『真空の中でも嵐は起こる』も...。
アルバム売上急上昇とコンサートツアーでの熱狂に強く押されるかのように、心身ともに行き詰った中での、翌年1986(昭和61)年のニューヨーク生活、翌々年1987(昭和62)年帰国と葛藤と苦難...。
そして、最初で最後のテレビの歌謡番組出演。
しかし、再出発の期待に反するかのように、事情ゆえにこれまでの所属事務所を離れての混迷の時期に...。
中でも、1988(昭和63)年9月上旬発売の4作目のアルバム『街路樹』には表題曲ほか、「核 (CORE)」、「・ISM」、「LIFE」に見られるように、大都市でたださまようような孤独感が...。
唯一の心の救いであった結婚生活も、仕事のほぼない時期あって、互いの気持ちのすれ違いからの一時的な別居も...。
ところが、皮肉にも、新アルバム収録曲の完成度の高まりとなって再起。
個人事務所起ち上げとコンサートツアーでの再出発への決意表明でもある、1990(平成2)年11月中旬発売の5作目のアルバム『誕生』へ...。
ラストの表題曲はじめ、夫人や息子のことを題材に私生活を歌った曲が多く存在し、いずれも心に浸透するものばかりに...。
再出発のコンサートツアーは大盛況に...。
新たなる勢いを高めるかのように、翌年の6作目のアルバム『放熱への証』を引っ提げてのコンサートツアーの矢先の1992(平成4)年4月下旬、尾崎豊、突然の天逝...。 享年26歳。
多くのファンの悲しみの最中の5月上旬、遺作となってしまった、かのアルバム発売へ...。
それは、裕哉2歳の時...。
あの『音楽の日』の歌唱前の司会のSMAP中居正広とのトーク....。
父親と比較されることについて、似てることは嬉しい、プレッシャーはあるものの、それより自分は何のためになるのか、という葛藤の方が大きかったとの告白、忘れられない。
放送終了から約1週間後の7月下旬には、27歳の誕生日か...。
父が生きた年月を超える裕哉は「父親の分も力強く生きたい」との決意表明とともに、8月下旬には『二世』(新潮社)が発売へ...。
父と同じミュージシャンの道へ踏み出していく、26年間の"魂の遍歴"そのものが...。
あの【集まれ尾崎~OSAKA OZAKI NIGHT~】での輝きを重ね合わせるかのように...。
"尾崎豊"そして"尾崎Jr."としての想い、本人としても多くのファンとしても、ありのままを背負って生き抜いていくことになるんだろうなあ。
新人アーティスト・尾崎裕哉が末永く輝き続けることとともに、かねてからの大ファンにも、新たなるファンにも、末永く浸透することを祈って...。
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