ももクロ百田 スジナシ DVD
あの興奮がよみがえってくるのか...。
前年2014(平成26)年7月上旬に名古屋・名鉄ホールで開催された、笑福亭鶴瓶とゲストとの即興芝居によるMBS深夜バラエティ番組の劇場版『劇場スジナシ in 名古屋』が...。
あの時は、前倒しの夏休みを兼ねて、名古屋在住の友人ともに、観に行って...。
そう、あのももいろクローバーZのリーダー・百田夏菜子の『スジナシ』ゲストとしての出演の観劇が、一番の目当て。
友人との数年ぶりとの再会目当ての楽しみもあったけど、友人がいわゆる"夏菜子推し"というのも、気になったものだから...。
当日、再会の喜びの勢いのまま、普段着でも構わないと、そのまま名鉄ホールへ入ったところ、案の定、想像を遥かに超える百田夏菜子のイメージカラー"赤一色"に近い"モノノフ"の出で立ちと勢いに押されてしまった。
加えて、登場早々から夏菜子は、あらゆる意味で、やってくれたものだから...。
いかにも南国リゾートへ遊びに行くかのような出で立ちで、ケタケタ笑いの笑顔全開で...。
鶴瓶が「わかってるか? こっちが言った事を理解して返さないとあかんねんで!」と念押しすれば、夏菜子は「その...、私...、理解が苦手で...」というトンチンカンな答え。
すれ違いのやりとりに、鶴瓶は不安だったものの、いざ「スジナシ」となれば、杞憂を一気に吹き飛ばしてくれるかのような流れ。
舞台設定は、"ホテルのロビー"。
鶴瓶演じるフロントマンに、夏菜子演じる宿泊客が訪ねてくるところからが、はじまり...。
鶴瓶が問い合わせに苗字で尋ねると、夏菜子は名前で返すという天然ボケなふるまい。
それゆえの恐いもの知らずなのか、夏菜子から突拍子にいろいろと仕掛けてくるのは、なかなか面白い流れだった。
序盤は擦れ違いのやりとりの応酬、中盤からは鶴瓶が夏菜子の話を少しずつ理解し、ほどいていく流れに...。
どこにボールを投げられるかわからないキャッチボールのようなやりとりであっても、思ったところに返ってこなくても、しっかりと受け止めて投げ返さないといけない。
この「スジナシ」の醍醐味は、いかなるゲストであれ、見応えのあるもので...。
そして、最後に夏菜子の流した大粒の涙。
プレビューにおいて、鶴瓶が「芝居は自分がどれだけの感情を入れられるかということが大切。 感情が素になってるからすごいいいよね」と評すれば、夏菜子は「自分でも不思議ですね。 普段泣くことないんです、全然。 自分もびっくりでした」とのこと。
さすがだった。
最後に決定することとなった御題は「赤潮の再会 二十歳になる前に...」。
全体を通しての2時間の流れを振り返れば...。
①鶴瓶さん登場・トーク
②中井美穂さん登場・ルール説明
③百田夏菜子登場・トーク
④今回のスジナシ舞台セット発表・セット/用意された小道具チェック
⑤スジナシ(出演:笑福亭鶴瓶、百田夏菜子、etc...)
⑥プレビュー(鶴瓶、夏菜子、中井)
しばらく時の流れた同年11月には、WOWOWで放送。
契約してなかっただけに、実際に観劇できたのは、何よりだった。
さらに、嬉しいことには、2015(平成27)年3月下旬に、『劇場スジナシ in 名古屋 第二夜 百田夏菜子(ももいろクローバーZ) 完全保存版』というDVDとして発売されること。
いずれにせよ、ももクロのメンバーの中では、夏菜子が女優として一番なのかもしれない予感が...。
天真爛漫、天然ボケ、迷言、などが際立ちながらも、やる時はやる、といった度胸を思う存分堪能できる楽しみにあふれた作品として、高く評価されることになるんだろうなあ。
DVDの購入、待ち遠しくなってきた。
PR