門脇麦 まれ
に見る逸材として、飛躍へと結びつくことになるんだろうなあ。
門脇麦のNHKドラマ出演を振り返ってみれば、つい思い出してしまう。
2013(平成25)年4月中旬より放送のNHKドラマ10『第二楽章』での、東京ナショナル交響楽団ソリスト・白瀬茉莉(羽田美智子)の親友・遠藤奈津美(板谷由夏)の娘で、茉莉に憧れて直接ヴァイオリンの手解きを受けることになる高校生の鈴奈。
同年放送のNHK大河ドラマ『八重の桜』終盤での、山本覚馬(西島秀俊)と後妻・時栄(谷村美月)の娘・久栄。
いずれも、内向きで引っ込み思案ながらも、心の奥底には芯の強さを秘めている少女といった役どころで...。
あれから時は流れて、前年の2014(平成26)年9月8日月曜日。
この年2015(平成27)年3月30日月曜日より放送開始となるNHK朝ドラ『まれ』の出演者発表が...。
注目となるのは、ヒロイン・津村希(まれ)を演じる土屋太鳳と、ヒロインを支えるイケメン俳優ばかりでない。
ヒロインを要所要所で支える親友役となる女優にも、注目したくなるもので...。
その親友となるのが、寺岡みのりを演じる門脇麦。
希の同級生で良き相談相手であり、地元・能登を愛する芯の強い少女とのこと。
これで三度目のNHKドラマ出演か...。
高橋練制作統括チーフプロデューサー曰く、同級生役はオーディションにて決定したとのこと。
門脇麦起用の理由は、普段のんびりしているようにしか見えない反面、実は芯が強く、何か秘めたるものがある、という設定にふさわしいとのことで...。
となれば、2014(平成26)年に入ってからの作品を重視してのこと???
あの同年3月より公開のR18+指定作品の映画『愛の渦』。
乱交パーティーにて、ニート(池松壮亮)と関係する女子大生の熱演ぶり...。
そして、同年4月からの関西テレビ制作・フジテレビ系列の火曜ドラマ『ブラック・プレジデント』。
急成長を遂げたアパレル大手企業のトレスフィールズインターナショナル創業社長・三田村幸雄(沢村一樹)と交流することになる"ゆとり世代"と呼ばれる大学生の一人で、城東大学の映画サークル「アルゴノーツ」合宿企画係担当部員・岡島百合のあどけなさ...。
以上を踏まえて、この度のNHK朝ドラでは、親友としてのヒロインの手を引いたり背中を後押ししたりする役どころに...。
となれば、先の役どころの蓄積が活用されることになるのかもしれない???
『愛の渦』で魅せた"動"と、『ブラック・プレジデント』で魅せた"静"が、交互に浸透してゆくかのように...。
役柄同様一見ほんわかした雰囲気の門脇麦が思うには、東京出身ながらも普段から田舎の匂いがするとよく言われることから、そういう風に生まれてよかったとのこと。
「いつも頑張ってる希ちゃんが、少しでもほっとできるような、心のよりどころとなれるような存在でいられるように、頑張っていきたい」
この意気込み、なかなかのもの。
やがて、本放送終了後は、土屋太鳳も門脇麦も、役柄同様、親友のように切磋琢磨するくらいに、人気を二分することになるのかもしれないや。
将来における飛躍と大成の楽しみな女優が、また一人...。
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