絶対に行けない世界の非公開区域99 感想
ある意味においては、なかなか読みごたえのあるドキュメンタリー...。
しかも、あの日経ナショナルジオグラフィック社による...。
著しく危険なので立ち入れない。
部外者お断りのため立ち入れない。
どこにあるかが秘密なので立ち入れない。
以上をテーマとする、いわゆる、危険・非公開・軍事機密・研究施設・都市伝説、といった関連にまつわる世界の「立ち入り禁止」場所99ヶ所を紹介した、禁断のビジュアルブックまで手掛けるとは...。
それは、前年2014(平成26)年12月19日金曜日発売の『絶対に行けない世界の非公開区域99 ガザの地下トンネルから女王の寝室まで』。
執筆したのは、ダニエル・スミス。 翻訳は、小野智子、片山美佳子。
構成・内容は、概ね1トピック当たり2ページから4ページにかけて、カラー写真とイラストと模式図などでの解説。
たしかに、いろいろとあるなあ。
英国女王の寝室、沈没したソ連の潜水艦、グーグル・データセンター、エリア51、死体農場、コカ・コーラのレシピ保管庫、CIA本部、エアフォースワン、ホワイトホールの秘密トンネル、ロンドン塔宝物庫、バチカン機密文書館、ウィキリークスの地下データセンター、ガザ地区の密輸トンネル、海賊の町、ホビョ、トラボラの洞窟、ビンラディンが潜伏していた家、カシミール紛争地域、パドマナーバスワーミ寺院の財宝、ゴビ砂漠の不明建造物、朝鮮労働党39号室、伊勢神宮などが...。
全体を通して、一般人では到底行けそうもない見ることができない場所の写真の掲載である以上、感動できるページばかりではない。
もっとも、グーグルの情報センターやコカ・コーラのレシピ、毒ヘビ5000匹がうじゃうじゃいる島など、変わったものまでも、含まれていて...。
要するに「世界七不思議」程度の噂の場所の一覧であるかのよう。
いずれにせよ、「○○してはいけない」と言われると、したくなるのが人間の心理。
一般に公開されていないから想像や妄想が掻き立てられてしまうもの。
特に、「エリア51」なんて、その最もたるものだったなあ。
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