ビリギャル ああちゃん さやか
2015(平成27)年に入っても、女優・有村架純の出演作品の気になる今日この頃のこと...。
その一つである、5月上旬公開予定の映画『ビリギャル 学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』が待ちきれない日々の中で...。
偶然何気に書店で目にすることとなった、第2弾または後日談いやスピンオフ作品とでもいうのかなあ、2月26日木曜日発売の『ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話』(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)は、主人公であるビリギャル・さやかと母・ああちゃんが共同執筆した、もうひとつのビリギャルと言える感動ノンフィクション小説が...。
「親族になけなしの金を生涯むしられた自分の母に、幸せな家庭を見せたい」
それが、ああちゃんの原動力。
ただ、悲しいかな、「窮鼠猫を咬む」とでもいうのか、窮状からどうにか脱したいがために、なりふり構わない勢いそのものは理解できても、幸せになりたい願いがかなって、ああちゃんが始めた夫婦生活...。
願いが強すぎると、長きにわたる人生の歩みにおける視野を狭めてしまうものなのかなあ。
生涯の伴侶として支えてくれる人さえいれば、あとは幸せ、といった結婚前の憧れが強すぎたとでも???
結婚後ともなれば、相手の良いところを目にするのと同じように、悪いところも否応なく目にしてしまうもの...。
それを静かに受け止める余裕のなかったということ???
夫婦生活は、夫のスパルタ教育の弊害なのか、すぐに冷え切ってしまい、思春期になれば、さやかは金髪に染めたビリギャルに、弟は自暴自棄に、妹は不登校に....。
そして、怒声が飛び交う家に...。
ああちゃんは、再び絶望感に苛まれてしまうも、気を取り直して改心。
「窮鼠猫を咬む」が好作用したのかなあ、全く新しい子育てを始めることに。
やがて前作である2013(平成25)12月26日木曜日発売の『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(坪田信貴/KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)に見られるような、爆発的な頑張りを、子どもからも引き出せるようになるとは...。
さやかは偏差値30から慶應大学に現役合格、弟は自暴自棄から立ち直り、不登校だった妹は後に上智大学に合格。
前作同様、感動的な気づきを満載した内容だった。
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